Mine Kawakami staff blog

ピアニスト「川上ミネ」の最新情報をお届けします♪

忙しいある日-①

熱燗が美味しい季節になりましたね。皆様いかがお過ごしですか?

ここのところ川上お陰様でとっても忙しく過ごさせて頂いております。

例えば、昨日は午後1時に新幹線で東京に降り立ちましてから、苦手な人混みの中をかきわけて地下鉄を駆使してあっちこっちと移動しました。よく頑張りました。

移動した先では素晴らしい方々とお会いすることが出来、コンソメのようにギュッと旨味が凝縮したような1日でした。

まず訪れたのは、「ヤマハ」。お客様に音楽を提供する店舗の方ではなく、ブレーンのヤマハミュージックジャパンです。お呼び下さったのは、川上と10年以上前に一緒にステージに立たれた実力派フラメンコ・ダンサーの増井さん。物凄い美人(見とれて写真撮るの忘れました。)

ところが、この増井さんただでさえ美しくてフラメンコなのに、凄まじい企画力!説得力!美人!(また言っちゃった)そして現在手がけていらっしゃるというプロジェクトが素晴らしい!巷には小さい頃からピアノを習っていた、吹奏楽部で演奏していた、とかの「していた」隠れ音楽家が実は非常に多く、そんな皆さんが再び楽器を手にして演奏出来たらという思いから、地域にブラスバンドや合唱団を組織して皆さんが気軽に参加できてかつその団体がいつまでも演奏活動を継続していけるそんな環境を創っていらっしゃるのです。

増井さんはこのかつて音楽家、実は経験者、でも今は子供を育てていたり、仕事をしていて演奏することから遠ざかっている人達をつなげて、純粋に音楽を楽しんでもらいたい。とキラキラ光りながらお話しくださいました。

びっくりしたのは、川上にも同様な思いで叶えたいことがあるのです。同じ世代の女性(男性も)には幼少の頃ピアノを習っていた、実は弾ける、という方が非常に多く、そんな皆さんが久しぶりにピアノの蓋を開けて弾いてみようかな、これなら弾けるかも、なんて思う楽曲を作りたい、と。本当に素敵な女性たちです。

ようこそ、おとまちへ

素敵な女性に負けず、忙しい中お立ち寄り下さった佐藤課長さんもとっても素敵な内側にとても熱いものを持たれた方で、なんと我らが支倉のご当地仙台のご出身!間違いなく支倉談義で3日連夜呑み倒せる同志です。そして、今年お子さんがお生まれになってその幸せがにじみ出てまたしてもキラキラ輝いている、音楽プロデューサーの内田さん。コンサートの企画のお話になったら、子供のような活き活きとした眼差しで、音楽を提供していく事で社会を豊かにしようとしているんだなぁと嬉しく感じたのでした。また近いうちに必ず一杯、じゃなくて会合を設けさせていただきたいと切に思ったのでした。つづく。

♪♪♪ 山野楽器本店 3F楽譜売り場 ♪♪♪

ベニシアさんの「猫のしっぽ カエルの手」でお馴染みになりました、『道』の楽譜が山野楽器銀座本店の3F楽譜フロアに並ぶことになりました!

音楽に携わったことのある方なら、どなたでも1度は足を運ばれたことでしょう。不肖マネージャーの私もピアノ、吹奏楽、合唱などなど音楽を嗜んだ端くれ。レコードなら山野楽器、楽譜なら山野楽器、楽器なら山野楽器、CDなら山野楽器、楽器の修理なら山野楽器・・・誰か止めて下さい、きりがありません。

と言うようにいわば音楽の聖地メッカ!音楽に関する全てが揃う最大最高のミュージックデパート!そこに楽譜が並ぶということはアーティストとしても大変光栄なことで、スタッフの私などその並んでいる売り場をただウロウロして、「わ~あ、『道』だ~♪」などとうっかり言ってしまいそうです。しかしそんな桜みたいなことは必要ないようです。

楽譜フロアのスタッフの方からお聞きしたことですが、山野楽器さんにも川上の音楽の楽譜をお探しにいらっしゃるお客様がここのところ増えているということなのです。

当事務所にも、楽譜のお問い合わせは大変多くなっておりまして、オーダー担当のスタッフはてんてこ舞いでございます。

更に、楽譜フロアのスタッフの方にもご好評いただきまして、耳の肥えたプロにまたしても認めていただけたことが大変嬉しいのです。(この辺で、目頭を熱くしております。)

そして、この温かい手書きのポップをご覧ください!

曲のイメージをしっかりと掴んでいらっしゃるこの語り口!お客様の心を爽やかに鷲掴みにしています!(私持ってますが、今すぐ走って行ってこのフロアで買い求めたくなっています!)

だって「夢中になっちゃう」ですよ!なんて可愛らしくも、買いたくなるフレーズ!脱帽です。

近いうちにご挨拶にお伺いしたいと思います。くれぐれも泣かないように気をつけます。

山野楽器本店3F楽譜フロアで、ウロウロしつつ、うるうるしつつ、感動しているおばさんを見つけたら、それは紛れも無く私です。

 

それも!売場入って正面と、展示用アクリルの2箇所です!

しつこいようですが、売場入って正面と、展示用アクリルの2箇所です!是非!

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「ん?」とお思いになった方がいらっしゃるかと思います。そうなんです。10月28日の石巻市月の浦の荻浜小学校での、「支倉常長出帆400年記念コンサート(仮称)」のレポートが抜けている!と。

この傾向はもうご承知かと思いますが、川上のリサイタルは素晴らしすぎるのです。もうすっかり開き直っていますが、とても仕事など出来ないのです。余韻に浸っていて正気に戻るのにある程度の時間が必要なのです。

例えるなら、浦島太郎さんが現実に戻り、玉手箱を開けてしまい白いひげのおじいさんになってしまっているところ。といったところです。

リサイタルの内容について、大学の卒論より良いものが書けると思っています。そしてドラマティックな出会いや出来事があって、これは論文を書くまでの整理に1年は掛かりそうです。

そこをあと数日でまとめようとしていますから、いましばらくお待ち下さい。

ありがたいことに、当該ブログへのアクセス件数もうなぎ登りでございまして、嬉しい催促も沢山いただくようになりました。主人のダイアリーの二の舞いにならないように頑張ります。

再拝

続・第九回 清水寺舞台 ピアノ・リサイタル 報告書(今度こそ)

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 そして、その日はやって参りました。

ちょうど今から400年前、支倉常長率いる慶長遣欧使節団は宮城県月の浦(現:石巻市)を出帆いたしました。日本人として初めて太平洋と大西洋を横断し、1614年にスペインに到着し国王フェリペ3世への謁見を果たしたのです。

大海原への出帆、侍・支倉はどんな気持ちで航海に出たのでしょう。

そんな壮大な旅に着想を得て、川上が持てる全てをかけて作曲した「ソナタ・サムライ」。

これを清水寺舞台で演奏する日をどれだけ待ちわびていたことか。川上の背後には支倉をはじめ月の浦を出帆した180名の魂が降臨していたに違いありません。

リサイタルは生憎の雨となってしまいましたが、雨音との共演となり清水寺舞台でしか出来ない演奏となりました。

マドリッドで日本・スペイン両国の皇太子殿下にご臨席賜り、これからも日本とスペインの友好が末永く続くよう祈りを込めて演奏したその王立劇場を彷彿させる演奏でした。

不思議なことに、後で収録した音源を聴き直しましたところ、ピアノの演奏中は雨音が強く、まるでリサイタルのプログラムに合わせているかのように聴こえたのです。

支倉さま、あなたの仕業なのですね。そんな風に思えました。

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冷たい雨の中、東山 清水寺へ登ってきて頂き、ご来場のお客様には心より御礼申し上げます。遠く北海道をはじめ、日本全国からこの日のためにお越し下さり、見合う感謝の言葉がみつかりません。

また、過密スケジュールの中、貴重なお時間を割いてお越しくださった、我が国のファーストレディ安倍昭恵さま、スペイン国を代表してスペイン大使ご夫妻もご臨席下さり、ベニシア・スタンリー・スミスさまもおいでくださりました。これ以上ない光栄な、幸福に満ち溢れたリサイタルでした。

ピアニスト川上ミネは、このようにみなさまに支えられてこそ、作曲・演奏活動が実現いたします。川上ミネの音楽を支えている大きなエネルギーなのです。

どうぞどうぞこれからもよろしくお願いいたします。

 

PS:スペイン・マドリッドから、このリサイタルのためだけに来日して下さったお客様がいらっしゃいました。川上・スタッフ一同心から御礼申し上げます。

第九回 清水寺舞台 ピアノ・リサイタル 報告書 その前に・・・

 

大変お待たせいたしました。これから第九回 清水寺舞台 ピアノ・リサイタル報告書を提出させて頂きたく存じます。

・・・の前に、どうしてこんなに遅くなってしまったかを言い訳させて下さい。(今、「またか」とつぶやかれましたね。58名のつぶやきが聞こえました。)

京都清水寺より帰って参りまして、まず取るものも取りあえず着手するべきなのが、当該スタッフブログの更新でございます。帰路3時間ほどずっとそのことを考えておりました。(一応どんなことを書こうか考えてから書いているのです。)

ところが、どうした訳かパソコンを開けて、川上のCDをかけまして、飲んでいた酒を捨て、苦目のコーヒーに換え、腕まくりをして、ねじり鉢巻をして、「てやんでぇ、こちとら江戸っ子でい!」などとつぶやき、「さあ!」と思った瞬間!

 

気絶してしまいました。

本当にすみません!

そもそもの大間違いは「川上のCD」でございます。うかつにも「眠りのピアノ(エル・ピアノ デュルミエンテ)」をかけてしまったのです。2曲目にもなっていなかったと思います。

御存知の通り、こちらのCD、究極の眠りを追求した極上の眠りを約束したCDでございます。

眠らないわけにはいかないのです。f:id:mine-kawakami-staff:20131022145818j:plain

ちゃっかり自分のさぼりを上司のせいにしたところで、本題に入ろうと思います。

続・第九回 清水寺舞台 ピアノ・リサイタル 報告書を御覧下さい。

ひれ伏してまずはお詫びまで。

 

『日本スペイン交流400周年記念 ピアノコンサート』

 

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去る、10月9日にスペイン大使館で行われたピアノコンサートは、それはそれはもう、人間の言葉では表現することが出来ないほどの素晴らしさでした。(かと言って、他の動物や惑星の言葉で表現できるというものでもありませんが)

間違いなく、これまでの全ての演奏の中で1番!をまたしても更新したと断言できます。

400年前に、メキシコやスペインに旅だった支倉常長率いる慶長遣欧使節団。壮大な旅に果敢に挑むサムライ達の姿を思い浮かべ、川上本人も支倉の軌跡を辿って自分の足で踏みしめてきた異国の土地。1曲1曲に籠められた思いがほとばしり、鳥肌が立つほどの臨場感に会場は包まれました。

楽曲の完成度が凄まじく高いことはもちろん、音楽家としての持てる力を余すことなく発揮しているその姿。ホールの片隅で感動のあまり不覚にも泣いてしまいましたこと白状いたします。知らぬ間に涙が出てきて、もう少しで収録の音声さんにすすり泣きを拾われてしまうところでした。言うまでもなく、仕事のことなどすっかり忘れて写真も撮らず、ひたすらに聴き入ってしまったのです。開き直りますが、そんなの無理です。あんな渾身の演奏を目の前で展開されては。

もう一つ、感動のあまり気絶しそうになった出来事がありました。

思い出して涙を流しながらこうして書いています。

 

先約の公務のため、大使館を離れていてリサイタルにはいらっしゃらないはずだったミゲルアンヘル大使が、大急ぎで大使館へお戻りになり、リサイタルのために祝辞を述べて下さったのです。驚くのはまだ早い!

演奏を喜んで下さったミゲルアンヘル大使と奥様が、楽屋として開放してくださった図書室へお越し下さり、「あなたこそ、大使です。」とおっしゃったのです。

この会話をそばで聞いていて、倒れそうな自分を支えることがどんなに難儀だったか。

驚くのはまだ早い!

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大使は大変感動され、「この後、我が家で一緒に食事をしましょう!」と誘って下さったのです。こんなに光栄なお誘いが他にあるでしょうか?!

ところが!間髪入れずに川上「今夜は行けません。」とすんなり。きっぱり。

もう少しで本当に顎が外れてしまうかと思いました。

「じゃあ、また明日!」と爽やかに立ち去られた大使をお見送りしてから、マネージャーとして、なぜこれ程のお誘いを無碍に二つ返事で断ったのかと詰め寄りました。

川上ミネにとって、やり遂げた、全てを出し尽くした、そんな日の最後はスタッフと一緒にラム酒のおいしいお店に打ち上げに行くことの方が大事だったのです。

もう涙で前が見えません。もう無理です。

 

演奏中、その演奏が素晴らしくて感極まりながら「私はこのためにやっている!そしてこれからも一生懸命やっていく!」と思っていましたが、「大使からのお誘い無碍にお断り事件」の後には「私はずっと付いていく!そして一生添い遂げる!」とまで思っていました。

 

少々私的感情に脱線してしまいましたが、みなさんも川上の演奏を目の当たりにした日には、「これからも一生懸命やっていく!そして一生添い遂げる!」と思ってしまうはずです。

断言できます。

 

スペイン国営テレビの最高峰のクラッシク大型番組で6月11日にマドリッドで川上が芸術監督し演奏した「日本スペイン交流400周年記念音楽会」が特別番組として放送されました。

それも昨日スペインのナショナルデーに!

その特別番組をご覧いただけます!

さあ!ご覧ください!

http://www.rtve.es/m/alacarta/videos/los-conciertos-de-la-2/conciertos-2-concierto-400-aniversario-relaciones-espana-japon/2061191//?media=tve

 

追伸:前にも私がエージェントのくせに、演奏中仕事を忘れてしまったり、写真を撮るのがド下手だったりする事は申告しましたが、そのためこの演奏会では世界で活躍されているフォトグラファーの平山ジロウさんが写真を撮って下さいました。(ここで、みなさん「やっぱり」と大きく頷かれましたね。)本当にありがたいです。

『日本スペイン交流400周年記念コンサート』

 

6月11日にマドリッド王立劇場で川上が芸術監督をつとめ、

フェリペ皇太子&皇太子妃と日本の皇太子殿下にご臨席頂き演奏しました

『日本スペイン交流400周年開幕記念音楽会』が、

スペイン全国に於ける「国が最も推薦するコンサート」として、

全国公立劇場のネットワーク(La red de teatros nacional=通称ラ・レッド)に推奨されました!

このことにより、2014年からバルセロナをはじめとするカタルニア地方、カナリア諸島アストゥリアス地方、ガリシア地方、アンダルシア地方などスペイン全国津々浦々でコンサートツアーが実現するもようです。

そして、日本においても様々な企画が現在進行中でございまして、先駆けて10月9日に六本木にあるスペイン大使館においてコンサートを開催いたします。(チューチョ・ヴァルデスに気をとられて、我らが川上ミネのコンサート情報をアップするのを忘れていたわけではございません。無罪です。)

今後、日本・スペイン両皇太子殿下も絶賛してくださった同様のコンサートを日本国内でも展開していく予定ですので、乞うご期待を。(次回は早めに情報公開いたします。)

 

『日本スペイン交流400周年記念コンサート』f:id:mine-kawakami-staff:20131003105150j:plain

http://www.arkhills.com/event/2630.html
(↑アークヒルズ音楽週間のちらしをご覧下さい)

10月9日 19時開演
プログラム
<前半>
テーマ「サムライ支倉常長の大いなる旅」
~La gran travesia del Samurai Hasekura~

1.月の浦
  Tukinoura
2.祭
  Matsuri (La Fiesta)
3.グアダルキビール
  Guadalquivir
4.エスピリトゥ
  Espiritu

<後半>
テーマ「ピアニストの道はつづく」
El camino sigue~

1.道
  El Camino
2.コルドバの午後
  La tarde de Córdoba
3.モーツアルトソナタ ラテンバージョン
  La sonata de Mozart versión latín
4.サンティアゴ・デ・コンポステラ
  Santiago de Compostela

 

 

CHUCHO VALDÉS y MINE KAWAKAMI

 

あのピアニストあって、このスタッフあり・・・

どちらかというと、コツコツやるより一気にやる!

要するに怠け者の大仕事。ややもすると、こちらも「めざせ月記」となりかねないので、

手綱を引き締めて、一気にやりたいと思います。

 

今、我らが川上がどこにいるのか?と申しますと、

あの!グラミー賞を5回も受賞している(ノミネートではなく受賞です)

ラテンジャズの神様 チューチョ・ヴァルデスの自宅におじゃましています。

 

さかのぼる事およそ9年、キューバ・ハバナ市アマデオロルダン劇場大ホールにて2台のグランドピアノで共演した、川上の大恩師!このコンサートの模様はキューバ国営放送が放送し、視聴率100%!(他に放送局が無いからではありません。)キューバ国民全員が見て聴いた!

チューチョは国民的英雄で、このコンサートの特別番組はテープが磨り減るほど何度も再放送され、今尚一世風靡し続けているのです。

一方、当時(今でも)キューバで大ブームだった「おしん」がチューチョと競演している!

「おしん」はチューチョと肩を並べて物凄いピアノを弾くピアニストだった!

可愛らしい黒髪の「おしん」のイメージを180度変えたステージだったそうです。

現在、キューバでの凱旋リサイタルをこのチューチョと画策中だとか・・・

待ち遠しいです!

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そのチューチョが11月に来日します。ブルーノート東京です!

川上のピアノは世界一ですが、チューチョのピアノも世界一です。

どうぞ川上の師匠の演奏をお聴きのがしなく!

http://www.youtube.com/watch?v=QxQGm6gL2eg&feature=player_embedded

BLUE NOTE TOKYO

公演詳細情報

CHUCHO VALDÉS &
THE AFRO-CUBAN JAZZ MESSENGERS

チューチョ・ヴァルデス・アンド・
ジ・アフロ・キューバン・ジャズ・メッセンジャース

TITLE
DATE & SHOWTIMES

2013 11.27 wed. - 11.29 fri.

[1st]Open5:30pm Start7:00pm [2nd]Open8:45pm Start9:30pm